adolescence at football stadium

試合結果や分析・感想など

日本人がイングランドで活躍するためには?

サマリー

日本サッカーは国内リーグ含め大きな成長を遂げて、Jリーグからのステップアップとして海外クラブへ移籍する選手も多くなりました。その中でもドイツは特に多くの日本人選手が活躍しており、ブンデスリーガでは多くの日本人同士のマッチも見ることができます。その中で、ステップアップの頂点とも言えるレベルの高さを誇るイングランドプレミアリーグに在籍する選手は少ないです。プレミアリーグは選手の実力ではない点で、日本人が移籍しにくい環境があります。それについて、今回は取り上げたいと思います。

 

労働許可証問題

 日本人選手がイングランドで活躍する上で最も障壁となるのは、この労働許可証です。これは、法律で決められた英国で働く外国人に課せられるもので、難しい条件をパスしなければ、イングランドのクラブで活躍することはできません。

 

自動認定基準

 自国のFIFAランクに応じた直近2年のA代表での試合時間の基準を越えなければならないというものです。日本は27位に当たるため60%以上の出場が求められます。例外として、移籍金の市場価値を参照したものもあります。

 

この基準はイギリス代表の強化のために作られたものでありますが、ホームグロウン制(イギリス人選手やイギリスで育成された選手のメンバー入り規定)や労働許可証問題は日本人選手の移籍を阻害する大きな障壁となっています。

 

 

結論

 日本サッカーのレベルの向上は止まることを知らず、アーセナルで活躍する冨安選手やEL優勝などこれからもビッククラブの活躍やタイトル獲得への貢献など楽しみになる部分も多いですが、自国のFIFAランクが重視される労働許可証問題などもあり、選手個人の活躍でなく、日本としての活躍・Jリーグの強化も必要となります。